日光市移住インタビュー

小川 文男さん
- 家族構成
- 2人暮らし(夫婦)
- 出身地
- 東京都
- 移住した年
- 2010年12月
- 職業
- ワインバー「Wine Bar BLESS」オーナー
「地元の方と観光客が語らえる場所を作りたかった」
都会から離れて実現した 第2の人生

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Q1. 移住を考えたきっかけを教えて下さい。
以前は東京でアウトソーシングの仕事をしていました。
仕事が忙しく毎日遅くまで働いて、満員電車に揺られて、という生活をしていたのですが、「もう少しゆっくりとした生活を送りたいな」と考えるようになったんです。
元々山や自然が好きなのもありましたし、これからの人生を考えていた時に、雑誌などで自然の中で生活している方の情報を見て、よし!東京を離れよう!と。 -
移住先はまず求人情報を見ながら調べていました。
実は当初日光市は私の選択肢になかったんです。
毎年日光には妻とハイキングなどで訪れていたのですが、私としては生活をする場所とリフレッシュする場所は別にしたかったんです。ただ妻に相談したら「日光だったら私は大賛成!」と言われちゃって。丁度日光市内で求人募集も出ていたこともあり、日光に決定しました。
夫婦でよく訪れてたお店の方からは「たぶん移住してくると思ってたよ」と言われまして、やはり日光の水が合っていたんですかね。
Q2. なぜ日光を選んだんですか?

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Q3. 日光での楽しみ方は?
元々日光には自然とのふれあいを楽しむため定期的に来ていたので、今でも夫婦で奥日光のホテルに泊まったり、日帰りハイキングに行ったりと楽しんでいます。毎日山が近くにある生活なので空気が本当に気持ち良く、前日に嫌なことがあっても忘れさせてくれます。
たまに、仕事前に山へ立ち寄ってから仕事に行くこともあるんですよ。
最近は趣味でカメラを始め、日光の自然を写真に収めています。まだまだ上手く撮れなくて勉強中です(笑) -
Q4. 日光でのお仕事について教えて下さい。
今はホテルスタッフと併設するワインバーのオーナーを兼務しています。
移住当初はホテルでの仕事のみだったのですが、元々ワインが好きだったので観光客と地元の人がワインを飲みながら語らえる場を作りたいと思うようになったんです。なかなか店舗の場所が決まらなかったのですが、今のホテルのオーナーから「このスペース使っていいよ」と言ってもらって、自身のワインバーをオープンすることになりました。
私は鉄道が好きなので、店内に鉄道模型のジオラマを置いているんです。ジオラマを眺めながら飲むワインは格別ですね!

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Q5. 日光での生活で困ったことは?
交通の便ですね。
バスの路線や本数、タクシーなどの台数はまだまだ充実していないので、不便に感じることがあります。
私はお酒が好きなので、ちょっと飲みに行きたいと思っても帰りの手段が少ないので、自宅で飲む機会が増えました(笑)バスがもう少し遅くまで運行してくれたら嬉しいなと思います。
あと日光は思った以上に寒いです!自宅の窓を二重窓にして対策はしているのですが、それでも寒さは感じます。雪が積もった時は移動も大変ですね。ただもうそれは仕方ないことなので、あえてもっと寒い奥日光の方まで足を運び冬を満喫したりしてますよ(笑)
雪に覆われた真っ白な地面と冬晴れの青い空の色を楽しんだり、風の音を感じたりするのも冬の楽しみの1つです。 -
Q6. これからの日光市に期待したいことは
交通の便や制度ですね。
車がなくても生活出来る環境つくりは今後の課題であると思います。いろんな事情で一時的にでも運転が出来なくなるとどこへ行くにも不便なので。
コンパクトシティのように1箇所に必要な施設が集約され、そこへの交通アクセスも充実させていく等の対応が出来れば解消されるかと思いますが、難しい問題ですね。

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Q7. 日光市内でのおすすめスポットは?
やはり奥日光の自然が一番おすすめです。
四季毎に表情を変える奥日光。その中でも私は初夏と冬が好きなんです。
初夏は青々とした自然の豊かさを感じられますし、冬は静けさと自然の力強さを実感出来ます。
妻と「そろそろ○○が咲く頃だね」と花を探しに奥日光へ足を運ぶ生活はとても充実しています。 -
Q8. 最後に移住や引っ越しを検討している方へアドバイスをお願いします。
都会と比べると地元の人と深く関わり合いながら生活を営むので、積極的な姿勢はとても大事です。
勇気を持って踏み出していく。一歩踏み出せば、輪が広がっていく。それが地方の魅力だと思っています。今私は日光でお店を開いている人が集まる場によく出席しているのですが、新しく日光に入って来た人にも非常にオープンで、情報入手の場にさせてもらっています。
あとは自然や文化など、その土地にしかないものを好きになってもらいたいですね。
まずはそこが一番重要だと思います。

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