手元供養を行う際に欠かせない工程のひとつが「分骨」です。
分骨とは火葬後の遺骨を複数の容器に分けて保管することで、たとえば一部をお墓に納めもう一部を自宅で供養するというような柔軟な供養スタイルを実現するために行われます。
最近では手元供養を希望する人が増えており、分骨を「自分で」行いたいという声も多くなっています。
実際に分骨は法律で禁止されておらず自治体による届け出も不要な場合がほとんどで、自宅で安全かつ丁寧に行うことが可能です。
自分で分骨を行う際に必要な道具とは清潔な手袋、スプーンやピンセット小さなトレイ分骨用の骨壷やペンダントなどの容器そして遺骨を扱うための専用マットやシートなどが挙げられます。
遺骨は非常に細かく扱い方にも慎重さが求められるため、室内の風通しを避け落ち着いた環境で行うことが大切です。
手順とはまず骨壷を丁寧に開け、必要な量の遺骨を専用スプーンですくい取ります。
その後あらかじめ用意した分骨用容器に静かに移し替え、しっかりと密閉します。
分骨が終わった後は元の骨壷を再び封じ、供養の場所に戻するのです。


















