手元供養の空間に「おりん」を添えることには見た目の美しさだけでなく、深い意味と心の癒やしが込められています。
おりんとは仏具と古くから使われてきた金属製の音具で、祈りの場を清め心を静めるためにその音色が用いられてきました。
近年の手元供養ではこのおりんの役割が再評価され、コンパクトな仏壇や供養ステージの一角にそっと添えられることが多くなっています。
手元供養においておりんの音色は毎日の祈りの始まりや終わりを告げる合図と活用され、その澄んだ音が故人や大切な存在と心を通わせるひとときへと導いてくれます。
とくに小さなスペースでも置きやすいミニサイズのおりんはデザイン性の高いものも多く、現代のインテリアにもなじみやすく作られています。
中には木製の台座とセットになったナチュラルな風合いのものや、カラフルな塗装が施されたポップなデザインのおりんもあり供養の場に温かさと彩りを添えてくれます。
音の響きは見る供養とは異なる“聴く供養”の要素を加えるものであり、手元供養に新たな感覚的なつながりをもたらします。

















