手元供養を検討する際に、「全骨」を納めることが可能なのかという疑問を抱く方は少なくありません。
手元供養は通常遺骨の一部を分骨し、小さな容器やアクセサリーに収めて自宅で供養する形が多く見られますが事情によりすべての遺骨を手元に置きたいと考える人もいます。
実際には、手元供養で全骨を納ることは法的に可能です。
ただし自治体によっては火葬後の遺骨を一定期間内に納骨するよう求めるケースもあるため、事前に地域の規定を確認しておくことが重要です。
全骨を納める場合は従来の手元供養用のミニ骨壷では容量が足りないことが多いため、特注の骨壷や大きめの仏壇型ステージを用意する必要があります。
全骨を保管する際の注意点とは、湿気やカビの発生を防ぐための保存環境の整備が挙げられます。
密閉性が高く通気性にも配慮された容器を使用し、乾燥剤や防カビ剤を併用することで長期保存に適した状態を保つことができます。
家族や親族と意見が分かれる場合もあるため全骨の手元供養を選ぶ際には事前に相談し、故人の意向や家族の気持ちを尊重することも大切です。

















